【病気】シュナウザー面皰症候群とは何か?また、対策としてすべきこと
日本でも多くの方が、シュナウザーを飼っている方が多いことだと、思います。
多くのシュナウザーとその飼い主が悩まされる病気のひとつに『面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)』というものがあります。私自身、愛犬のバンナ【ミニチュアシュナウザー】、ラティ【スタンダードシュナウザー】が、面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)になった経緯があります。その為、今回『面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)』について、どのような、症状なのか?どんな対策をしなければならないのか?紹介していきたいと思います。
面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)とは?
これは所謂皮膚病の類で、人間のニキビ、吹き出物に該当するものです。
体内から分泌された皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こして、プツッと膨れます。
顔、背中、腹、脚、体中すべての場所に面皰はできます。
面皰そのものには痛みも痒みもないと言われていますが、口や足が届く場所は確実に舐めたり掻いたりするので、高確率で二次感染を起こして痒がります。
しばらくするとそれが瘡蓋になって、二週間ほどで取れます。
他の犬種でも同様の症状が出ることはありますが、特にシュナウザーが多く発症する病気なので、『シュナウザー面皰症候群』とも呼ばれています。
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病気というほど大袈裟なものではなさそうに感じるかと思いますが、これが全身に一気にできたり、粘膜や腹部にできたりすると、かなり悲惨なことになります。
そして、この面皰の発症を抑える治療法と薬は、今のところありません。
面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)の対処法
対処法の一つとして、『こまめにシャンプーする』というものがあります。
毛穴をしっかり洗浄して皮脂を洗い流すことによって、面皰の発症を防ぐ方法です。
これはかかり付けの動物病院の獣医師さんに勧められた方法です。
他の面皰症候群(めんぽうしょうこうぐん)対処法について
もう一つ獣医師さんからアドバイスしてもらった方法、『面皰が出やすい食材を見つけ出してその摂取を控えさせる』という方法があります。
以下に『摂取を控えさせることによって面皰の発症を抑える効果が出たと思われる食材』を挙げておきます。
効果の有無は個体差にも依ると思うので、あくまでも参考程度ということで読んでください。
1.小麦粉
かかりつけの獣医師からは、「まず小麦粉を疑ってください。小麦粉を使っているフードやおやつを与えているようなら、小麦粉が入っていないものに変えてみてください。」と言われました。
与えていたフードには小麦粉やとうもろこし粉は使用されていなかったのですが、小麦粉が原料に使用されているおやつを与えていたので、それは使用を止めました。
人間用のチーズと違い、犬用に販売されているチーズには小麦粉が使用されているものが多いので要注意です。
2.かつお節・煮干(犬用)
これは与えた二日後にはもう体中がブツブツになることがあります。
大好きで喜んで食べますが、その後に悲惨なことになるので絶対に与えないようにしましょう。
3.鶏肉以外の肉
一時期、フードと茹でたラム肉とラムのチップしか与えていないことあれば、それでも面皰が大量に出て止まらない…ということがありました。
もしかすると、加齢に依る内臓機能低下のせいで、ラムの脂肪とたんぱく質を処理しきれなくなってしまったのかもしれません。
まとめ
上記の3つの食材使用を控えることによって、面皰の症状はかなり落ち着くことができると思います。
それでもまったく出ないという訳ではありません。
気が付くと体にプツッ…とできていたりします。
シニアになって食餌面を含めた健康管理がますます大変になりますが、少しでも健康に、そして快適に過ごさせてあげるために、私も努力と勉強を積み重ねていきたいと思います。